【雑記】開発チームについて

みなさん、お疲れ様です

木村です

昔からそうですが、

開発をしながらのブログ更新って案外大変で、

なかなかうまい具合に行かなかったりするのですが、

流石に一週間も何も書かないというのはマズいので、

サボってるわけじゃないだぜ…

今回は我々、

タノシマスの開発チームについてお話をしようと思います

うちのチームの構成ですが、

プログラマー1人

デザイナー2人

プランナー兼雑用係1人

の計4名となっています

この4人のうち、

デザイナーである2人は

アルバイトで且つゲーム制作未経験

特に将来ゲーム開発をやりたいといったわけでもなかったりします

人にうちのチーム体制のお話をすると、

『安くつくるためでしょ?』

みたいなことをよく言われがちですが…

実は違います

良く考えて下さい?

他えば、玄人を4人集めて1ヶ月ゲームを制作をしたとしましょう

そして玄人1人に対して、月100,000円のお金を支払う

この場合、1月に開発にかかるコストは400,000円になりますよね?

この場合、スピードを要求されますし、

クオリティーも保証されていないといけない

しかし、

同じ内容のゲームを、

玄人2人と素人2人で作ると考えますと、

作り方を教えなくてはならなかったり、

手直しをが多かったりするので、

玄人4人で開発を行ったときと同じようにするのは

非常に難しいのです

そこで!

1月の余剰分を設けて開発を行うとしましょう

玄人1人に対して、月100,000円のお金を支払い、

素人1人に月20,000円のお金を払うとすると

玄人2人で200,000円×2ヶ月で400,000円

素人2人で40,000円×2ヶ月で80,000円

となり、

この場合の2月にかかるコストは480,000円となります

え~

おわかりでしょうか…

高いうえに納期が遅くなるといった実情があるのです

結構大きなデメリットですよね…

ということで、

うちのチームをこのような構成にしているのは、

決して安くつくるためではない

です!

この辺のコスト感覚を見誤って、

過去に失敗したプロジェクトをいくつも見てきました…

こういうことって、

数字だけで見れるような内容ではないんです

じゃあ、

なぜタノシマスは敢えてデメリットのある方を選んでいるのか?

それにはいろんな意味があります

全部紹介するのはアレなので、

思いつく大きなものをいくつか紹介します

理由その①

ゲームを作った経験のある者と無い者が組んで

ゲームを作るとどうなるのかが知りたかった

長いことゲーム開発をしていると、

知らないうちに固定概念を持ってしまい、

自由に発想することができなくなったりしがちです

そこに、

開発経験のない者の自由な発想を持ち込むことで、

何か新しいモノができるのではないだろうかと考えたわけです

正直、

半年ほどやってきてこれについてはうまくやれていません

これについては今後、

何か実を結ぶのではないかと期待をしています

理由その②

これまで僕がゲーム開発で失敗した経験や、

そこでとった打開策で活かせそうなことを、

次の世代に何かしらの形で伝えたかった

ひょんなことから、

世間に出れば

社長!社長!

などと言われてしまう立場になってしまいましたが、

僕も過去にはたくさんの失敗を経験しています

成功続きだからここまで来れたのではなく、

失敗から打開策を打ち出し、

乗り越えてきたから今の僕があると思っています

とはいえ、

人1人ができる失敗の数なんてものには限界がありますからね…

伝えることで役に立つなら、

先に伝えておいて損はないと思います

ホント…

そして、

自分がやってきた

ゲーム開発を通してのモノづくりの経験って、

作るものがゲームじゃなくても通用するものだと思っています

大切なのは

お客さんに驚きや感動を与え、

喜んでもらうことに尽力する心意気

これって別にゲームだけに限った話ではないです

そういったことを開発未経験の方に知ってもらい、

後のモチベーションにしてほしいと思ったのでした

理由その③

チームとして成長していきたいと思った

元々、僕が起業した大きな理由は、

自分のチームを持ちたかったから

だったりします

何かを伝えられる方も、

理解したりと大変だと思いますが、

何かを伝える方も、

理解してもらおうと躍起にならないといけません

開発経験者と未経験者が一緒となることで、

お互いが成長することができる

そんなチームにしたかったわけです

理由その④

僕が寂しかったから

これまで仕事に一生懸命になっていたら、

知らないうちに孤独を感じるようになってまして

変に偉い人!って思ってほしくなかったので、

僕のことを全然知らない人がチームにいてほしかったわけです

コレ、ショボい理由に思われがちですが、

結構切実なんですよ?

他にもいっぱい理由はありますが、

大体おおきなところではこんなもんです

幸いにも、

こんなヘッポコ社長であるにも関わらず、

みんな文句も言わずついてきてくれて

大変ありがたく思っております

最初は結構手こずりましたが、

今はそれなりにうまくやれるようになりまして、

ゲームも着々と完成に向けて出来上がってきております

来年、その成果をみなさんにご覧になっていただけるのを

楽しみにしつつ、2015年!

最後まで開発をがんばります

ご期待ください!

2015/12/19 + KMR